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2009 05,02 |
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彼がくれるものの中には、
甘ったるいなにかが 塩からいなにかが 喜ばしいなにかが 痛々しいなにかが 優しいなにかが 哀しいなにかが くすぐったい、なにかが この身のどこか、或いはすべてを刺激しうる何かが、 すべて詰め込まれている。 だから、欲しくてたまらない。 だから、口では欲しいと言えない。 曽良くんは大人で、芭蕉さんも大人で しかしその感情は子供がお菓子を欲しがるような感覚に似通ったものであり だから芭蕉さんの方からは「欲しい」と言えるのだけれども曽良くんの方からは言えなかったり 曽良くんの方からは開き直って「寄越せ」とすら言えるのだけれども芭蕉さんの方としては恥ずかしかったり ふたりの間にそういう差が生まれてきて、やきもきしてると面白いのではないかという昨晩に引き続きの両想い妄想でした…… やきもき曽芭へ有効な解決策の提案 ふんどし一丁になる(全裸の場合、通報されるおそれがあるため)→開放的な気分になる→河原へ行く→本音でぶつかり合う→夕日をバックに芭蕉さんが一発でKOされ、引きずられていく。夜はまだまだこれからだ!(始まってもない)(解決してない) PR |
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2009 05,01 |
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「曽良くん。私、おかしくなりそう」
「ギャグマンガでも読みましたか」 「そのおかしいじゃないよ! 私、君のことばっかり考えてるから……いい加減におかしくなりそう」 「今更じゃないんですか」 「違う! これから!」 「でも、今更じゃないですか」 知っている。なぜならば僕は間違いなく、元よりの奇人相手に恋をしたのだから。 「今更じゃないですか。そんなのは」 両想いに慣れ切ったふたりだなんて、とても素敵な感じだけれども この妄想については何かがおかしかったですすみません…… 最近には、プロットばかりを量産し続けております。妄想だけはいつでも元気です。けれども、あれ(自称プロット)をどのようにしてせめてご覧になっていただくことのできる日本語に直そうか……! まず集中力がほしいです |
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2009 04,30 |
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「もしも人生を諦めるんなら、今度は水筒の中に住んでる妖精になりたい。曽良くんが水を飲むときに口の中まで運んでやったり、ときどき邪魔してやったりもする妖精になりたい」 「素直に言ったらどうですか」 「なにを」 「ただ唇が寂しいんだと」 「ぜったい言わん」 どこまでを小ネタカテゴリにしたらいいのか解らなくて、よくよく迷っております……カテゴリ分割につきましては本当にいい加減な雰囲気の現状です。恐縮です。 メイちゃんの執事の最新刊を買いました。おっさんに執事がついてくるパラレルを書きたいよー書きたいよー |
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2009 04,29 |
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(※ バイオレンス的な描写を若干に含みます)
その身体を引っ掻いて、にじみ出てきた血液を爪の先に染み込ませる。黒ずんだ紅色に硬い場所を濡らされる。眺め、確かめ、ああこれは彼の内側にあったものだと感じることによって、ようやく静かに満たされる。 何とも呼べようはずがない。 「そういうわけで芭蕉さん、これは愛ではありません」 「そうだったのか」 すると引っ掻かれて傷ついた男は、痕の消えない首筋を押さえながらに呟いた。 「私は君のこれを感じて、まったく痛すぎる愛だなあと思ってたのに」 ああ、おかしな男だ。馬鹿な男だ。都合のいい男だ。すぐ、調子に乗ろうとする男だ。 何とも呼べようはずがない。そうであるというのに彼は、この感情をなんとでも呼ぶ。 誰よりかも苛立たしくそして、いとしいおろか者。 たまには甘いお曽芭にも挑戦してみたいと そう思って書き始めたのにさっそく芭蕉さんが傷ついているではないか……しかも開き直ってるー! 送り出す側がこんなのは愛じゃないと呟いているのに、受け取った側はこれを愛だとうそぶく。どちらとも真実ではないのかも知れないし、そのように矛盾したやり取りの中にこそ熱を帯びた感情が抱かれているのかも知れない。汝は愛なりや? 肉体的に痛い思いをしている芭蕉さんと、気持ちが悩ましいことになって精神的に痛い思いをしている曽良くんというシチュエーションにときめきを感じてしまいます…… |
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2009 04,28 |
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今日の記事もまたパラレル的な妄想なのですが、初心にかえって師弟な曽芭(ただし俳句ではない何か)!
……というのもいいけれども、年齢差五歳という史実を活かした幼なじみ風曽芭なんていうのもいいなあ……ということで脳内にて進めてまいりました。 ご実家がお隣同士の芭蕉さんと曽良くんは、幼なじみです。曽良くんが小学校に上がると、当然のごとく通学班でも一緒になりました。班長は芭蕉さん(というか芭蕉くん)です。頼りにならない六年生 を冷ややかに見つめる新一年生 そこから順調に時は過ぎていって、芭蕉さんは中学生に成長。曽良くんは未だに小学校中学年といった感じです。 この頃、曽良くんのご両親は多忙を極めていて休日も忘れてしまうほどでした。仕事の都合ということで仕方がないので息子のお世話はベビーシッターに。あるいは隣のお兄ちゃんに。ベビーシッター相手には礼儀正しく子供らしさをほとんど見せない曽良くんが、芭蕉お兄ちゃん(五歳年上)相手にはちょっと違った態度を見せるのだということを、ご両親とてなんとなくは理解していたのです。 時間のあいた休日などに、芭蕉さんは曽良くんのお家を訪ねて来てくれます。宿題を手伝ってくれたりします。食事を作ってくれたりもします。ただし曽良くんよりもずっと至らないことが多々あったのですが、それはともかく、本当に様々なことを教えてくれるお兄ちゃんであったのでした。 例えば、曽良くんが特に(そして密かに)気にかけていたものは芭蕉さんの奏でるピアノの音色です。芭蕉さんは小さな頃から趣味としてピアノを習っていました。だから曽良くんが何かの曲を気にしたりすると、即興で演奏して喜ばせようとしてくれたのです。ただし途中で間違えてしまって、恥ずかしいことになるような場合も決して少なくはなかったのですが。 曽良くんの家にはピアノがありませんでした。だから芭蕉さんが小さな演奏会を開くとき、曽良くんはかならず芭蕉さんの部屋の中に座っていました。通い慣れたお隣の家の、二階の一室であるそこは、いつ訪れても曽良くんの心をざわめかせる不思議な匂いに満ちています。「芭蕉さんの部屋はくさいですね」「君、いっつもそれ言ってない!? 新手の挨拶!?」 しかしふたりの穏やかな日々もそうそう長くは続きませんでした。芭蕉さんのお家の方が、仕事の都合で引っ越すことになってしまったのです。 せめて引っ越すのが自分の方であったならばよかった。どうして置いて行かれなければならないのか。毎日のように顔を合わせてきた芭蕉さんという存在を見送りながら、曽良くんはもしかすれば生まれてはじめて、誰かのために動揺する感情を抱きます。 そして、未だに幼い彼はひとつの決断をするのでした。この胸の痛みの借りはどうしても返さなければならないから、絶対に、絶対にこれで『お終い』にはしないのだと。 時は過ぎまして約十年。 芭蕉はその才能を開花させていました。音大を卒業し、ピアニストの道を歩んでいたのです。 その日々は忙しなく過ぎていきます。日の変わるまで部屋に帰ることができないというのも珍しくはありません。学生の頃から始めた一人暮らしの住処に帰れば身体はもうくたくたで、最低限の物事を済ませたらあっという間に眠ってしまいます。夢が叶って幸せであることに間違いはないものの、息をつく暇もない生活です。 (疲れた……疲れた。こんなことで明日、演奏中に幻覚でも見えたらどうしよう) 芭蕉は自らの冗談に力なく笑みを浮かべながら、今日も縫いぐるみのマーフィーくんと一緒に布団の中へダイブするのでした。 ところが演奏中、ではなく、とある(芭蕉にとっては)珍しい休日のさなか。芭蕉は本当に、幻覚なのではないかと疑ってしまうような影を見ることになります。 「芭蕉さん」 「……え?」 「おぼえてますか。僕のことを」 「そ……まさか、そーくん!?」 「恥ずかしい呼び方をするな!」 「のだめッ!」 見事に引っ叩かれましたが、それはすなわち確信の瞬間でもありました。この男は確かに自分がよく知っている、よく知っていた、かつての幼子。 「そんな呼び方をしたことは一度もなかったでしょう」 「つい……ノリで……」 突然の再会の後、彼はまさかの一言を発してきます。 「ところで、僕はいま音大に通っているんですが」 「え、マジで? なになに、何やってんの」 「ピアノです」 「……うううう、お?」 「ピアノです。芭蕉さんと同じ」 「……おおうう、ほんと!? ほんとに君がピアノ!?」 「ええ」 曽良が『誓った』あの日から数えて、約十年。 「ですから、僕を……」 物語はここから再び加速していきます。 「僕を、芭蕉さんの弟子にでもしてください」 結局師弟にもなってもうた……ここまでに初対面から始まるパラレル物語ばかりを妄想してきたので、そうではないものも考えてみよう、と思ったら再会設定になっていました。 そしてこれで七つ目になったー! この一週間、「毎日パラレルを妄想する(現代曽芭限定)」というオンリーロンリーダンスを勝手に繰り広げてまいりました。 祝・素敵なオンリー開催! と心のクラッカーを鳴らしつつ、その波に乗らせていただいて現パラの世界へ妄想から入ってみたという勢いです。い、いまいち入れていない……かも解りませんがっがっ もしもいずれかに「こんな曽芭もありでいいんじゃない?」と感じていただけましたならば、心より幸いの限りです! 元禄現代ソバンザイ!(←何かのヒーローもののようだ) |
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2009 04,27 |
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モデルな曽芭を妄想しています。
以前こちらでゲイモデルの芭蕉さんがどうの……という妄想を燃やしたりもしていましたが、今回は全年齢向けの方向で、ふたりともモデル! という感じの妄想だったりいたします。カメラマンとモデルとか、編集者とモデルとか、マネージャーとモデルとか、ファンとモデルとかでも美味しいのですが……! 曽良くんは割と王道風の男性モデル。知り合いの紹介で一度だけ仕事をしたところから、ずるずると業界に引きずり込まれていってしまったという設定です。その崩れない雰囲気が他ではなかなか見られないからという大人気。熱狂的なファンもいるので、それなりに仕事がやってくる日々です。本業はおそらく大学生あたりで…… 芭蕉さんはモデルというよりも役者寄り。当人のキャラクターを売るのではなく、ひとつの風景を作り出すために関わっていくキャストといった感じのお仕事をしています。名前が売れているというわけではない。しかしながらに、その独特の魅力を買われて広告などにさりげなく登場してくる。本業はええと、何か他に仕事をしているという設定も素敵なのですが、資産家の生まれで超自由人という設定も美味しいかもわかりません。 そんなふたりに共演の機会が! 第一印象はぎすぎすとしてしまいます。 「別に好きでやってるわけでもないのに、どうしてこんなオッサンとふたりで……」 「目つきもきっついけど性格もきっついよ、この子! 世の中の女の子たちは騙されてるんだよ!」 けれどもカメラが向いた瞬間、ふたりの中には他の誰とも築くことのできない世界が生まれるのです。 いったいどうしてこんな男と? 疑問を抱き合いながらにも、仕事を大成功させてしまったふたり。 再会の日も、そうそう遠いものではありませんでした。ふたりきりでのお仕事再び。生まれでてきた彼らの世界に驚かされたのは、決して彼ら自身のみではなかったのです。例えばスタッフ、例えば読者(雑誌のお仕事だったということで)。「このふたりは互いの魅力を最大限に引き出し合うようだ」というイメージが、噂となって風のように彼らの周囲を走ります。 一方で当の芭蕉と曽良は、不愉快と不可思議な達成感、そして幾らかの興奮を抱えていました。その状態のままに再会をする。同じ写真の中へとうつる。同じ写真の世界へ入る。すると芽を出してしまった想いもとどまることなく育っていく。 ただお互いに佇んで傍らに在るだけでも、どうしてこれだけ落ち着かない気持ちになるのだろうか。 そんなもどかしい彼らにも、ついに触れ合う機会が訪れます。曽良くんが芭蕉さんを押し倒してしまうのです!! 待てよ全年齢向けの方向性はどこへ行ってしまったんだよ というツッコミを自分自身へ向けながら、今回のこのような妄想を……打ち切りました すみませんでした ガンバレ&メッセージ、本当にありがとうございます! 後日改めまして御礼をっ……! |
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2009 04,26 |
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元ネタから職業設定のみをお借りいたしまして、
弁護士・河合曽良! 美容師・松尾芭蕉! というパラレルの妄想もしてみました。 曽良くんは何に関しても器用な男で、仕事もそつなくこなしてしまうし、家事をするにも不自由をしていない。特に料理をするのが趣味。 ただし他人と必要以上に関わるのは面倒くさいと考えるタイプで(しかし仕事の上では、しっかりと話を聞いて適切に対応することに努めてくれる)、だからもうずっとずっと一人暮らし。買い物をするときにも旅行をするときにも必ず一人でゆったりと過ごす。仕事のときは別だけれども、プライベートにおいては最低限の人付き合いを好む。そうでありながらにしっかりと生活をしていけているところもまた器用。 そうした彼であるからして、髪の毛を切るときにすらも一人。 やはり上手いこと鋏を扱って、プロの仕事のような完成度で自らを整えてしまう。 そんなある日に、曽良はたまたま「どこかで時間をつぶさなくてはならない」という状況へ置かれる。しかし場所としてはのどかな住宅地の付近かなにかで、喫茶店も本屋なども見当たらない。しかも慣れない土地であるから無計画にうろうろすることもできない。さて、どうしたものかと考えているところに、一件の美容院が見えてくる。 そういえばまた髪の毛が伸びてきていた。店頭に表示されている値段を見ると、どうやらそこまでのものでもない。客のためには雑誌の類いも置かれていることだろう。それに、たまにはプロの世話になってみるのも悪くはないかも知れない。暇をつぶそうというためもあって、曽良はその美容院へと入店する。 予約がなくとも世話になれたのは幸いのことだった。曽良の髪の毛を整えたのは、店長であるという中年の男だった。 ほとんど一人で店をまかなっているのだという。訪れる客は一日に数人、アルバイトを雇ってたまに手伝いをしてもらう程度で事足りる。それでも常連さんが途切れずにやって来てくれているから店を続けていられる。たまには時間の空くこともあるけれど。たとえば今日みたいにね、そういえばお客さん、どちらからいらっしゃったの。 予約がなくとも世話になれたのは幸いのことだった。 しかし、そこでは終わらなかった。確かに雑誌は山のごとく積み重ねられていたし(曽良にとってはあまり関心のない、女性向けのものばかりではあったのだが)ミネラルウォーターや紅茶のサービスもあったが、ちっとも落ち着くことができなかった。たった一人の店員である店長は、絶え間なく曽良との会話を試みてきた。素っ気なく返されていれば諦めようともするものであろうに、まったくもってそのような気配を見せてこない。 おしゃべりな店長がいて、その店長しかいないような店にふらりと立ち寄ってしまった。それについて言えば曽良にとっては決して幸いのことではなかった。 しかしそれでは、不幸であったと言うべきなのであろうか。 「お客さん、何時もは家の近くとかで切ってもらってるの? いい髪型だけど、ほら、こうしたらもっと似合いますよ」 「遠慮のない言い方ですね」 「……だって似合うし」 「……そうですかね」 一度目ではまだ答えのきっかけも掴めない。次回のご来店をお待ちしております。 みたいな っていうか曽良くんの弁護士設定がまったく活かされてませんよね、これ……! ここは芭蕉さんに何らかの容疑がかかる→曽良くんが現れて弁護してくれる という方向性でいかがでしょうか。検事役と裁判長役は尾花沢の皆さんにお願いして……それどんな逆転裁判だよ〜 ガンバレ本当にありがとうございます! しっかりとした更新ができずの状態で申し訳ありませんっ……滞っておりますが、頑張ってまいりますのでよろしければまた覗いてやってくださいませー……! |
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