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2009 07,01 |
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試作型ちっさいおっさん
芭蕉さんが小型で、おそらく現代パラレル? です。もしもお時間がありましたら、ご覧になってやってくださいませーっ この下にも小ネタ(元禄曽芭)の入った記事が参ります。同日ですが、長くなってしまいそうだったので分割しました。解りづらくて申し訳ない……! 溜まってきたのでhtml作業しなければ&原稿も進めなけれ ば もしも松尾芭蕉が、河合曽良の人差し指ぐらいに小さかったら。 近頃は金魚鉢の中がお気に入りで、勝手によじ上って入り込んでは、内側からぺたぺたとガラスを触っている。なにかとモノを持ち込んで住処のようにしてもいる。 ほんの少し以前までは、マッチ箱へ無理矢理もぐりこんで『せまいよ〜』『メカマツオッチ!』などと下らない遊びをしていたくせに、まったく飽きっぽいことだ。曽良は呆れた。 「はぁ」 「なんだ、そのわざとらしい溜め息」 人差し指ぐらいにちいさな芭蕉であるから、その声を、言葉を聞き取るのにもひと苦労だ。 「……ああ、なにか言いましたか? 聞こえませんでした」 「ウソつけ! 聞こえてただろ、今のはちゃんと聞こえてただろ!」 芭蕉がきぃきぃと喚いている。曽良はそこから視線を背けて、両耳を塞ぐふりをする。 聞いてやらない、ふりをする。 ウソだ。彼の騒いで訴える通りに、本当はウソだ。 その声を、言葉を聞き取ることは容易ではないのだけれど、それらによって紡がれるものは、どこまでも尊い。少なくとも曽良にとっては、ほかの何事とも比べようがないほどに価値のある。 だから、聞こえなかったというのもウソだ。曽良はひとつも『芭蕉』を聞き逃さない。 人差し指ぐらいに小さかろうが、マッチ箱の中で遊んでいようが、からの金魚鉢に暮らしていようが、曽良は芭蕉を逃さない。聞き逃さないし、見逃さない。だから松尾芭蕉が、河合曽良の人差し指ぐらいにちいさな生き物であったとしても、彼らが引き離されることはない。 曽良はそのような芭蕉のことを、決して、どこへもやらないもので。 バーショバーショバショ マッチ芭蕉 ちっちゃな箱から 以下省略 あまりにも妄想してしまったので、あえて見直さないという自分自身への(いらん)挑戦をしています… PR |
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