2024 11,27 |
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2009 04,23 |
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帰りにスーパーへ寄ったら、冷食のコーナーで商品入れ替え時の半額セールが開催中でした。そこにはアイスクリームも並べてあって、しかしほとんど売り切れてしまっていたのですが……売れ残ってるの全部、抹茶アイスクリーム……
(ここからちょっと悲惨な芭蕉さんで曽芭妄想に入ります) 松尾芭蕉はスーパーマーケットに並ぶ売れ残り商品であった。陳列されてから過ぎ去った時はどれほどのものか、とにかく決して短くないことだけは確かである。思えばずいぶんと長い間、おんなじ棚のおんなじ列にひっそりと暮らしてきた。 そして今現在には泣き暮らしていた。 運の悪いことに目立たぬ場所へと並べられ、移動させられることもなく定価のままでは商売にならなかった芭蕉に、残された時間はあと僅かであった。現実はひどく冷たい。いずれは半額の札を突きつけられて、それでも買い手が見つからなければ二割か三割といった値段に至り、もしかすれば容赦なく破棄されてしまうのだろう。そういった現実に直面している。 しているというのに、自らを売り込む術などを知ることはなかった。陳列棚の隅っこでただ大人しく生きてきた芭蕉である。通りかかる客に対して、私を買えと詰め寄るような勇気などとてもではないが持ち合わせていない。 それだから、どのように為せるわけもなく泣き暮らしていくばかりだったのである。 無情にも日々は過ぎていった。そうしてやがて、いよいよ芭蕉がしゃくりあげながらにも覚悟を決めかけたころ。その男は、陳列棚の隅っこにいる芭蕉の目前に現れたのである。 「……いくらで?」 「え?」 「『何割引』で僕に買われますか?」 男はどうにも世間の常識からは外れたことを口にした。 スーパー(で売れ残り)な松尾 略して売れなつお 売れ売れのところを曽良くんにかっさらわれる松尾もいいけど、売れそびれちゃっていよいよ……っていうところを曽良くんにかっさらわれる松尾もいいよね!(どっちにしろかっさらわれる)という妄想をしていたんです…… 前ジャンルでの萌えキャラも売れ残りだったのですが、そのキャラクターはたくましくたくましく自分のことを売り込んでいました。そんな彼のことを思い出したりして、懐かしい気持ちになりながら……という部分もありました。しかしこれはお前……どんなパロディやねんっていう PR |
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