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2009 04,16 |
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更新したいな、と考えてプロットもどきを量産しているのですが、お恥ずかしながら体調を崩しておりまして本書きに移れない有り様ですっ……ネタは、ネタ(妄想)はたくさんあるのにー!
帰ってきたらすぐに眠ってしまう日々でした。お恥ずかしい…… しかし脳内は曽芭によって埋まりまくりで、食欲がないので食事について本気出して考えてみた結果お蕎麦を買ったら完食できたというほどの現状だったりいたします。 現在のマイブームは甘え曽芭です。既にアダルトな年齢に達している師弟にも、時にはナーバスになって子供のように甘えたがったりするような日があるといいなあ、という妄想にやられています。曽良は芭蕉に、芭蕉は曽良にー! そのような勢いから、芭蕉と曽良にそれぞれふたつのパターンを妄想いたしました。それぞれ片方は文章にしてしまったので、ネタということで記事をたたませて頂いております。思わず長々としてしまった……! 下のリンクから開かれまして、短い曽芭×2という感じです……もしもよろしければ覗いてやってくださいませ〜 ○芭蕉不安定 パターン1:いつものごとく大騒ぎをして曽良に絡みまくる。うざいと言いつつも何となく察してか、上手いこと相手をしてくれる曽良。夜になるとマーフィーくんを抱いて「ひとりじゃ寝られない」などと言いながら曽良のところへ寄っていく。うざいと言いながら逃げ回りまくって芭蕉のことを泣かせる曽良。しかしなんだかんだで結局、隣り合わせに眠ってくれる曽良。 パターン2:むしろたいへん静かになる。曽良のところへも行かなくなるが…… (ここから妄想的文章) 揃えた膝をぎゅうと両腕で抱え、芭蕉はひどく小さくなって座り込んでいた。 その唇は何ひとつ言葉を紡がない。『へ』の字を描いたままに押しとどめられている。長く付き合ってきたはずの知人たちをも驚かせるほどのお喋りである、この男にしてはまったくもって珍しいことだ。 ふいに芭蕉が斜め後ろへと視線をやると、そこには黒髪の男が在った。 他ならぬ曽良である。呼吸の届くというほどの距離でこそないものの、掌を伸ばしてみれば届くであろうという程度には近しい距離を保っている。 「……曽良くん、なんでそこいるの」 「なんとなく」 「私、ひとりになりたいんだよ。そっとしといてくれよぅ」 「面倒なのでいやです」 「面倒ってなんだよ」 「面倒というのは面倒くさいということです」 「そのまんまじゃないか!」 曽良は決して、そこからいなくなってしまおうとしなかった。また、芭蕉に対して、お前こそ向こうへ行けばいいだろうと求めるようなこともしなかった。 そして自ら芭蕉へ向けて語りかけるようなこともない。 芭蕉はひとり、また唇を強く結んでそこに小さく座り込むことを始めた。言葉はやはりひとつも紡がれぬままであったが、少なくとも孤独であるとは感じられずにいる。 ……というわけで、むしろ曽良の方が寄ってきてくれる。 ○曽良不安定 パターン1:芭蕉のことを引き離す勢いで歩いてみる。ときどき振り返っては、半泣きで追いすがってくる芭蕉の姿を観察して落ち着く。もしくは、意識せず芭蕉のことを引き離す勢いで歩いてしまう。ふと気がついて振り返ってみるとそこに芭蕉の姿はない。呆然としたところで泣きながら走ってくる芭蕉の姿を確認、とりあえず一発(断罪を)ぶち込んで落ち着く。 パターン2:むしろ芭蕉のことを引き離せなくなる (ここから妄想的文章) 気に入りにしている縫いぐるみがほつれた。 マーフィーくんと名を付けているものの内のひとつであるそれは、芭蕉の鞄の傍らを定位置にしている。紐でしっかりと括り付けられているので鞄の表面との間に摩擦を起こすのだ。そのために布地が薄くなっていって分離してしまうことも少なくはない。 そのような場合に、芭蕉は自らで繕い物をする。言わばその小さな親友を、風呂に入れてやるようなものだと考えて手間をかけている。決して深い傷ではないのだ。唐突に引きちぎられでもした日には、それこそ今夜が峠だと慌てて狂う羽目にもなるのだが。 作業にあたる芭蕉の機嫌は見た目にも実に軽やかな様子であった。 針と糸とを扱う手つきは自己流のもので危なげのないとも言いきれない。とはいえ踊るように動いて、親友に開いてしまった小さな疲労の穴たちを埋めていく。薄茶色の糸がくるくると回る調子に合わせて、鼻歌なども浮かび上がってくる。 草色の着物を纏った背中がゆったりと丸められ、それらの動きに伴い揺れ続けていた。 そこへ、音もなく伸ばされる掌がある。 程もなくしてその掌は草色の着物の背の部分へと触れた。布地ばかりを、力は込めずにきゅっと掴み上げる。 そこでようやく気がついて芭蕉は、反射的に背筋をぴんと伸ばした。繕い物をする手をとどめる。 「……なに?」 「……なんでも」 ひとまず短く問うてみたならば、たったそれだけが返される。掌の主は、そのほかに何ひとつ続けようともしない。 やや間が開いて、それから芭蕉はふっと笑みこぼした。 針と糸から紡がれる調子が再開する。たいした意味のない鼻歌も、切れ切れにまた奏でられ始める。 ただし、草色の着物の背中は、揺れては踊らずじっと止まったままであった。布地を浅く握る掌を、逃すことなくそこにとどめてやっている。 その掌に背中をゆるして、微笑みながらに黙して、じっと握らせて、芭蕉は相も変わらずに上機嫌のまま繕い物を続けていた。疲労のあとを埋めるのだ。思うがままの調子に乗せて小さな穴を満たしていく。 掌の主、曽良はその背に繋がったまま、そっと両の瞳を閉じた。 ……というわけで、やっぱり曽良が芭蕉に寄ってくる。 ご覧になっていただき幸いの極みですー! し、しかしどちらとも見直し前というお恥ずかしさでした…… PR |
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