2024 11,26 |
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2009 05,18 |
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うっすらと開いた両眼の視界に、緑が生い茂り広がっている。 寝転がっていれば空にはお天道様でも見えようものだが、取り囲む木々が邪魔をしてくれるおかげでそこまで眩しいこともない。陽光は木漏れ日になってきらきらと降り注いできていた。 (眩しいことはない……) たしかに眩しいことはないのだが、しかし、はっきりともしない景色だ。 寝転んだままで見上げる世界には、木の枝と木の葉とが散らばっている。漏れてさす光が隙間を埋める。その木漏れ日は優しいながらに、枝や葉の輪郭をぼやつかせていた。 (今にもすべてが混ざり合いそうだ) 陽光を浴びる葉の色は彼の、着物のそれに。枝の色は彼の、髪の毛のそれに。ひどくよく似ている。 今にもすべてが、溶けてしまって混ざり合っていくかのようだ。 寝転んだままで見上げる世界に包まれ、両眼をうっすらと開いたままで考える。溶けてしまいそうな景色なのだから、もしかすればもう溶けてしまっているのかも知れない。溶けてしまっているのだとしたら、あの陽を浴びた葉と枝の色はなにものであろうか。 ひどくよく似ている。例えばそれが、見間違えではないのだとしたら。 彼はもう既にここに在るのだろうか。この狭い世界を、溶けいるようにして覆っているのだろうか。 すると、弾んだ囁き声が聞こえてくる。 「まだ、ここにいるの?」 彼のものであった。 「……そちらこそ。いつまで、そうしているつもりですか」 「君が飽きるまでさ」 ならば、元に戻れなくなったとしても後のことは知りませんよ。 曽良はそうして言葉を打ち切ると、うっすらと開かれたままであった黒い両眼を閉じた。 木漏れ日に溶けて混じることを始めた枝と葉が、どこからともなく吹いてきた微風にくすぐられる。その風は草の匂いとともに曽良の意識を熟眠へと運んだ。 また、軽やかに笑う囁き声が、聴覚を跳ね回りはじめる。 スランプに陥ったようで書きたかったお話が進まなかったので、関係ないものを書き始めてみたらやまいみおちが……勢いだけはありました…… 芭蕉さんには木漏れ日がよく似合う 気がする 木漏れ日といえば家の近くに大きな公園があるのですが、この時期には緑がきれいです。遊び場の中に手作りアスレチック風味の(板とか縄とかむき出し的な)空間があるのですが、その周辺がいつでも土と焚き火の匂いに溢れていて、なんというか非日常に迷い込んだかのような感覚を与えてくれます。 なんとなく「日和曽良くんの『芭蕉さんとの旅』って毎日がこんな感覚なのかなー』って妄想したりして……公園でまでお前! すぐお隣は大きめの図書館、駅の近くでもあるというナイスな環境です。最近にはその近くのドイツ菓子店でサンドイッチみたいな苺のミルフィーユを買いました! 次の機会にはグレープフルーツの丸ごとゼリー(でっかい)を買ってみたいと思います。あれはスイカを丸ごと食べるみたいな、こう、冒険心と野望が疼く……! デザ……スイーツ的なあむぁーいものとか大好きです。一緒に食べに行ってくださる方を常時募集しています(せんでいいっていう) ガンバレありがとうございますーっ 返信不要の方へも心より感謝をっ……! PR |
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